アイデンティティクライシス、ちょっとわかり辛い言葉ですよね。
あまり聞きなれないかもしれません。
思春期の頃によくなる、
「自分とは何者なのか?」
「自分がやってきた事は正しいのか?」
「本当に自分がやりたい事とはなんなのか?」
と言った気持ちがアイデンティティクライシスの典型的な特徴です。
尾崎豊の15の夜が象徴的でしょう。
バイク盗むのは良くないですが、もしかしたら今あなたはアイデンティティクライシスの真っ只中にいるかもしれませんね。
でも、アイデンティティクライシスは決して悪い状況ではないのです。
むしろ逆。
もう少し詳しくお伝えしていきたいと思います。
アイデンティティクライシスの原因とは?
アゲハチョウ、お好きですか?
綺麗ですよね^^
アゲハチョウは蝶ですから、元々は幼虫なわけです。
卵から生まれて幼虫になり、春風の中葉っぱを食べながら過ごしていると・・・
ある日猛烈な変化が・・・。
「あれ?なんか・・・空飛べるかも。
いや、飛びたい!空飛びたい〜〜!!」
でも自分はただの幼虫。
羽もなければ足すらない。
今は地面を這いつくばって進む事しかできない。
「どうしよう・・。どうしたら空飛べる?
私は空を飛びたいのに。
飛びたいのに〜〜〜!!」
悩んだ幼虫は前にも後ろにも進めなくなり、その場で固まってしまいます。
蛹(さなぎ)の状態ですよね。
一定期間蛹で過ごした後、見事に背中に羽が生えた蝶に変身するわけです。
アイデンティティクライシスとは、つまり蛹の状態。
だから悪くない状態なんです。
心が次の次元を求めてこれまでの自己(アイデンティティ)に疑問を感じ、立ち止まって考える時期なのです。
これがアイデンティティクライシスの原因なのです。
つまり、ステップアップ前の準備期間と捉えましょう。
しかしこの蛹の期間、虫の世界なら放っておけば蝶になるのですが、人間だとそうはいきません。
一生蛹から蝶になれない人、また幼虫に戻ってしまう人も少なからずいます。
では、アイデンティティクライシスを抜け出すためにはどうしたらいいのでしょうか?
アイデンティティクライシスの抜け出し方
アイデンティティクライシスの抜け出し方を考えるために、もう一度アゲハチョウの事を考えてみましょう。
アゲハチョウの幼虫は蛹になって、あの中で一体何をやっているのでしょうか?
ただ毎日ダラダラと眠っているのでしょうか?
私はそうは思いません。
だって、体の作りが変わるのですからかなり大変な事です。
ず〜っと鍛錬しているはずです。
私たちがここから学べる事、それは
アイデンティティクライシスを抜けるためには、とにかく動き続ける事。
真の己の心の声を聞く事。
です。
「空飛びたい。」と己の心が囁くのなら、どうやったら空を飛べるのかを考え、実践し、検証し、さらに実践です。
とにかくやり続ける。
確かにこれは大変な事です。
文字通りまさに「大きく変わる」のは大変なのです。
ここを乗り越えれば次のステージに行けるのです。
でも、乗り越えなければ彷徨い続けるだけ。
心がモヤモヤしたまま生きていく事になります。
アイデンティティクライシスとは、「そろそろ次のステージにいく頃ですよ。」と心が教えてくれている状態なのです。
臆せず次のステージへ進んでいきましょう。
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